けテぶれ〜学習力を伸ばす宿題革命〜

自立した学習者を育てるため、「けテぶれ学習法」を考案し、実践しています。教育に関することを千思万考し、見えたものを投稿します。フェイスブック:https://www.facebook.com/shota.kuzuhara ツイッター:https://twitter.com/barikii

「できる」が先か「わかる」が先か。

「できる」が先か「わかる」が先か。

 

学習指導をしているとこういう葛藤に出会うことがある。

 

算数を例に取ると、

筆算ができるようになるのが先か、筆算の仕組みがわかるのが先か。

 

教科書の順番では「わかる」が先になるようになっている。

普通の式から筆算の式へ変換される過程を説明し、仕組みをわからせようとする。

 

しかし僕は「できる」を先に子どもたちに体験させるようにすることがある。(筆算の単元では特に。)

理屈抜きでまず、単なる手順として正確に再生できるように。

 

なぜなら、子どもたちはまず「できた!」って言いたいから。

そして、筆算の単元だよ〜って始まる勉強は、ぜったい筆算ができるようにならなきゃいけないって子どもたちは知っているから。

だから、まず「できた!」を体験させる。

10問を5分以内に全問正解とか、具体的な数値目標で達成感を味わわせる。

 

その上で、教科書を見せる。

 

もう筆算が完璧だから当然教科書に乗ってる問題全部できるよね〜♪

って。

 

うん!

子どもたちは意気揚々と教科書を開き、最初のページから戸惑う。

なんじゃこりゃ。

わからん。

 

教科書は筆算の仕組みを理解させようとする配列だから、筆算が出来るかどうかを問うページは最後の方なのだ。

 

そこで初めて子どもたちに「わからなきゃならない」という必要性が生まれる。

そして、教科書の理解を進めていくと、自分たちが知っている筆算の手順にたどり着く。

 

ここで、「わかる」と「できる」が繋がる。

 

あー!そういうことか!!

 

 

出来るを先に体験させるのはこういう理由から。

 

※1

「わかる」を先に持ってくる場合は、何がわかればいいのかを鋭く考える。

僕の場合は、新しい算数の概念と現実の繋がりが「わかる」ことを目指す。

面積の公式を知ったら、身の回りにあるモノの面積を片っ端から測っていく。

掛け算の導入のときなんかは、学校中をあるきまわって「掛け算のある風景」を探す。

すると、掛け算が「わかる」