けテぶれ〜学習力を伸ばす宿題革命〜

自立した学習者を育てるため、「けテぶれ学習法」を考案し、実践しています。教育に関することを千思万考し、見えたものを投稿します。フェイスブック:https://www.facebook.com/shota.kuzuhara ツイッター:https://twitter.com/barikii

「けテぶれ学習法」の始め方

「けテぶれ学習法」の目指す子ども像には納得した。

教育効果が高いこともわかった。

じゃあ実際どうすれば取り入れられるの?

 

2つのポイントを確実に押さえることができれば、「けテぶれ学習法」は動き出します。

 

①自分で丸付けをする習慣をつける。

 ドリルで取り組んだ問題は、自分で丸付けをさせてください。

 間違えた問題に丸をしてしまったり、答えを写したりすることが心配でしょう。

 なぜ子どもたちは適当に丸をつけたり、答えを写してしまうのでしょうか。

 それは、「やればいいだけの宿題」だという認識で宿題に取り組んでいるからです。

 宿題で学ぶ気がないから、学習にならないことをしてしまうのです。

 よって、自分で丸付けをさせるだけでは、ズルが発生します。

 そこで2つめのポイントです。

 

②小テストを頻繁に行う。

 学校で実力を試す場を設定します。10問ほどの簡単なテストでいいのです。テストをすることで宿題への取り組みの質が顕在化します。やってなければできないですから。そこで宿題への取り組みの質が問われるわけです。

宿題を適当にやっている子は、必ず小テストで躓きます。テストを返す際には必ず、これまでの宿題への取り組み方を振返り、反省する時間を取ります。なぜこの点になったのかということを分析させ、次の学習に活かすのです。ここで、答えを写してしまったり、適当に丸をつけてしまっていた子は自分の学習方法を反省し、次はしないでおこう。という気持ちが芽生えます。

自分の行動の先にある結果を知らなければ、いくら言われてもズルをします。

一度大失敗すれば、変わるのです。

そして、その失敗を失敗のまま終わらせないために、同じテストを日をおいてもう一度やります。取り戻すチャンスがある。やり直せるという状況が、子どもたちの意欲を駆り立てます。

 

 でも毎回そんなテストを作れない…

 教材採択で小テスト付きのドリルを買っていれば楽ですし、なければドリルのまとめのページをそのまま小テストとして使ってもいいです。

 

 それでは答えを覚えている子は…?

もちろんいると思います。そういう子がたくさん出てきてあまり学習効果が上がってないな。と思ったら、先生もちょっと数字を変えてやろうという気が起こってくるかもしれませんね。教師も子どもも、必要性を感じたことには取り組もうとするものです。
そして必要性を感じて何かを変え、その結果を受け取るというサイクルは大人も子どもも楽しいものです。

 

 答えを覚えてしまっていて、正しくテストをした気がしない!と子どもが言ってくる

こういう子は、学習の意味テストの意味をわかっている賢い子です。そういう場合は、頭のなかで解き方を説明しながら問いてみて!といいます。理解度は「解ける⇒説明できる⇒教えられる」という進行をしますので、まるまる答えをかけることに意味を見いだせなくなる理解度の高い子は、なぜその解き方になるのかを説明できるかどうかに挑戦してもらいます。
算数の小テストの場合でしたら、式と答えの他に、言葉で解説が書けていたらプラス10点とか、図を書けていたらプラス10点とか、100点以上になる仕組みを作ってやると子どもたちはいきいきと学んでいきます。

 漢字テストの場合は答えを覚えていることが目的になるのであまりこんなことは起こりませんが、漢字テストでも例えば「ねこを飼う」という問題で「ねこ」は習っていないけど、調べてかけるようになれば、プラス10点などとしてやると楽しく学べます。

 

以上、①自分で丸付けをする習慣をつける②小テストを頻繁に行うという2つのポイントを押さえることで、けテぶれ学習法は回り始めます。

 

丸付けをして間違いに気付くと、自然になんでだろう?どうすればいいのだろう?という思考が生まれます。

その思考の先に「こういうミスが多いな」という自分に対する気付きが生まれたならば、その弱点を克服するために勉強しなきゃという気持ちも生まれます。

のんびり勉強をしている間にテストの日がやってきてしまった。まだやれていないところがあるのに…という状況になれば、「計画」の必要性を感じ、次のテストはいつだからそこまでにアレとこれをして…という思考が促されます。

全ては、自分で丸付けをする(自分の学習に自分で責任を持つ)ことと、その学習の成果を試す場があることで促される思考のサイクルです。

 

だから、けテぶれをやるために最低限クリアしなければならない条件は
①自分で丸付けをする習慣をつける②小テストを頻繁に行うという2点なのです。

 

追記…

①自分で丸付けをする習慣をつける②小テストを頻繁に行うという2点は、学校だけでなく、ご家庭でもおさえることが出来ます。必要なのは、問題集とノートだけです。

後はお家で「テスト」を用意できれば、けテぶれ学習法はご家庭でも十分に実践可能です。とてもいい学習法でご自身のお子さんが通う学校でも取り入れてほしいのだけどなかなか…と感じられている方は是非ご家庭でやってみてください。