けテぶれ〜学習力を伸ばす宿題革命〜

自立した学習者を育てるため、「けテぶれ学習法」を考案し、実践しています。教育に関することを千思万考し、見えたものを投稿します。フェイスブック:https://www.facebook.com/shota.kuzuhara ツイッター:https://twitter.com/barikii

主体的対話的な深い学びの具体例 〜国語科/書くこと/単元名『自分の考えを伝えよう』〜

『自分の考えをつたえよう』

という単元。第1時に当たるので下の表では、一番上の行のような時間配分になる。

f:id:human154:20170921215051p:plain

子供と教師の持ち時間

本時の目標

 「主張」⇒「理由1」⇒「理由2」⇒「主張」という双括型構造を知り、その構造をもった文章を書くことが出来る。

 

①導入(5分)(パン派ごはん派?・犬猫どっち?夏冬どっち?・・・)

 二者択一の質問をなんこも出し、絶対こっち!といえるものを探す

 

②双括型構造の説明(5分)

 「主張」⇒「理由1」⇒「理由2」⇒「主張」 

 犬か猫か、でネコ!というテーマの場合、理由は、

①ネコのいいところを挙げる

②犬の悪いところを挙げ、ネコと比べる

という2種類があると伝える。

※双括型構造は「サンドイッチ型」と例えて説明を行う。

 主張はパン、理由が具である。パンがないとサンドイッチとはいえないし、具が貧相だと美味しくない。美味しいサンドイッチを作って、自分と反対の主張をしている人に食べさせよう。

 

③書く時間(個人⇔集団思考)20分

 目標は逆の主張をしている友だちに、なるほど・・・と言わせる文章を書く。

 出来たら先生に見せに来る。わからなかったら友だちに見せてもらう。

(始めの5分の説明でわからなかった子は、ここで教師や友だちに確認しながら進める。)

 

④交流(10分)

 自分の書いた文章を反対の主張をしている友だちに見せて、納得度を5段階で評価してもらう。その後は、全く違うテーマで書いている子や、同じ主張をしている子など誰でも良いので読んでもらい、評価してもらう。

 ☆注意点☆

自由に行動というときは、普段からよく遊ぶ友だちだけの交流で終わるともったいない。幅広く。

 

⑤振返り

教師の語り(1分)

 学習の学び:サンドイッチ構造の有効性(授業自体もサンドイッチ型になっている)

 人生の学び:普段かかわらない友だちに褒めてもらうことは仲のいい友だちに褒めてもらうより嬉しい。一度いい関わりが出来ると、次関わりやすくなる。授業ではそれが出来るチャンスが多くある。

子供の思考整理(4分)

 今日の学びを振り返る。心のなかで整理しても良いし、何か書きたくなったら書いてもいい。

 

◯授業をしてみての感想

  • 時間配分がうまくいき、充実した学習時間となった。
  • 双括型文章を「サンドイッチ型」と言い換えたことによって、子どもたちの理解度が高まったように思う。例え話はかなり有効であることが実感としてわかった。
  • 授業自体がサンドイッチ型になっていると説明した時は、自分たちの経験と新たな知識との繋がりが感じられ、その仕組を深く実感していた。

 

※これ以降は、「推敲」の時間、「発表」の時間を設けた。「発表」の時間とは文章にした自分の主張をクラスの前で発表するという時間である。なぜなら、私のクラスでは前単元で「発表」に課題があることを全員で共有していたからである。そしてその原因は、経験量の不足にあると確認できているからである。